よくあるお問い合わせ(faq)
Q
「PMS」とは? また「fPMS」とは?
A
まず「PMS」とは,計画(Planning)と管理(Management)を支援する(Support)ソフトウェアシステムの頭文字を並べたものです。和名では永らく「作業計画・管理支援システム」と呼んでいました。2022年からのプライベートサイトへの移行に当たり,ドメイン名取得のために,圃場や農業・営農を意味する小文字の「f」を頭に追加し,新たに「fPMS」と呼ぶことになりました。これを敢えて和名で呼ぶとすれば「圃場作業計画・管理支援システム」または「農作業計画・管理支援システム」,「営農計画・管理支援システム」などになるかと思いますが,特に区別する必要がない限り和名は従来通り「作業計画・管理支援システム」としています(圃場・農業・営農向けのシステムであることに変わりはないので)。
Q
fPMS はネットワーク運用に対応していますか?
A
主たる動作環境としては「PMSはスタンドアロン運用(一台のWindowsPC上で動作)を想定して開発されている」(つまりスタンドアロン環境)とさせていただいております。
しかし,自己責任での運用(追加設定が必要)となりますが,イントラネット内のWindowsネットワーク上で運用することは可能です。インターネット環境下でもVPN等によるイントラネット相当環境が用意できればインターネット越しでの運用も可能です。ただし,これらはすべて自力対応をお願いします。
※ 参考までに ヒント集ページ に設定手順の一例を紹介しています(2009年4月の古い情報です)。
Q
Windows11で,fPMSを構成する一部のプログラムが起動しない(VisualC++ MFCライブラリDLLがないと言われる)
A
 Windows11上にPMSをセットアップすると,一部の構成プログラム(作業計画作成時の最適化計算プログラムなど)がランタイムライブラリ不足のため起動しない場合があります。
この場合は,不足(見つからない)と指摘されたラインタイムライブラリをマイクロソフト社サイト,またはネット検索等により適切なサイトから入手しインストールして下さい。
Q
一部のフォームやダイアログがスクリーン内に表示されなくなった(タスクバーには表示される)
A
Windowsの画面表示環境(ディスプレイ接続環境)や「画面設定」を変更した場合(例えば2スクリーン構成から1スクリーンにしたような場合や,一時的にプロジェクタなどを使用した場合などのモニタ構成を変更した後)に,以前は画面内に表示されていたfPMSの画面(フォームやダイアログ)がスクリーン内に表示されなくなる場合があります。これはその画面(フォームやダイアログ)が以前表示されていた位置を覚えているためです。モニタ設定変更などの理由により,その記憶している位置が現在のスクリーン範囲外になってしまうと表示されなくなったように見えてしまいます。
この場合は,タスクバー内の表示されなくなった画面のアイコンやボタンを右クリック(※)してショートカットメニューを表示し,その画面(ウィンドウ)の「移動」メニューを選択・実行します。ウィンドウ自体はスクリーン内には表示されていないのでマウスでの移動はできませんが,キーボードから矢印キーを押して移動させることができるので,スクリーン内に表示されるようになるまで,矢印キーを適切に操作しスクリーン内に移動させます。これにより現在のスクリーン範囲内に表示させることができます。
※ Windows 7以降では,Shiftキーを押しながら右クリックして「移動」メニューを含むショートカットメニューを表示します。
Q
「計画管理」(Manager.exe)で管理ファイルを選択後,圃場地図の読み込みが失敗して地図が表示されない
A
管理ファイル読み込み時に「マップ読み込みエラー(マップファイルが見つからない,など)」が表示されて圃場地図を読み込めない場合は,初期設定で指定した地図ファイルが指定通りのフォルダに登録されているか確認してください。
地図ファイルを絶対パスで指定した場合はその指定通りのパスに地図ファイルが存在するか否か,相対パスで指定した場合はfPMSの既定地図フォルダを基準とした相対パスに存在するか否かを確認します。
fPMSの既定地図フォルダは共通プログラムデータフォルダ("CommonAppData")内の"AGinfo\PMS\SHP\"です。
共通プログラムデータフォルダは,"Documents and Settings\All Users\AppData"(XPの場合)または"ProgramData"(Vista以降,既定では非表示フォルダ)です。
Q
「計画管理」(Manager.exe)で管理ファイル読み込み時に「圃場DBバージョンが異なります!」と表示される
A
fPMS構成プログラムのアップデートや圃場DBの入れ替えを行った場合(以前作成した,または別のマシンで作成した圃場DBバックアップをリストアした)などに,初期設定や計画管理を実行すると起動時に「圃場DBバージョンが異なります!」と表示される場合があります。
バージョン管理に問題がない(整合したバージョンの圃場DBとプログラムを使用している)場合にこのメッセージが表示される時は,該当プログラムの設定(プロファイル)を保存しているファイルを直接編集して,プログラムが要求している圃場DBバージョンと実際の圃場DBバージョンとを一致させてください。これにより以降このメッセージは表示されなくなります。
プログラムの設定ファイルは "%LocalAppData%\AGinfo\<該当プログラムの厳格名>\<該当プログラムの現在のアセンブリバージョン>\user.config"です。"%%"や"<>"の論理名はお使いの環境(OSや対象プログラム・バージョンによって異なる)に合わせて実際の名前に置き換えてください。
このファイル中のname属性が"strDbVersion"となっているsetting要素のvalue子要素値を実際の圃場DBバージョン値に一致させます。このファイルはテキストファイルなので任意のテキストエディタで編集できます。
Q
地図画面でラバーバンド処理(簡易測量,圃場区画編集)をしていると画面がフリーズして強制終了せざるを得なくなる(計画管理メイン,圃場図作成)
A
計画管理メイン(Manager.exe)および圃場図作成(ShapeMaker.exe)で使用しているマップ描画コンポーネント内のバグ(動作不良)と思われます。
このコンポーネントは市販品だったもので現在このメーカによるサポート・改修作業等は一切行われていません。このためこの動作不良に対しては修正手段がなく,また現象が発生する際の操作状況や動作環境なども不定であることから確実な回避手順もありません。
このため,現状では頻繁にデータ保存しながら作業していただくしかありません(今後ともこの問題が解消されることはありません)。
Q
fPMSで使用できる背景図用画像ファイル形式は?
A
fPMSの背景図(ラスタ形式)用に利用可能な画像ファイルの形式は大きく以下の3形式です。

◆ TIFF形式(1,4,8,24,32ビット),圧縮形式は以下のとおり
Single band black and white (1 bit), grayscale (4, 8, 16, 24 or 32 bits), and pseudocolor (4, 8, 16 bits) images.
Multiband images with 8 bits per band. Both planar configurations are supported. There is no restriction on the number of bands in the image.

The following compression schemes are supported:
・CCITT Group 3 and 4 algorithms (TIFF Compression Scheme 2, 3, 4 and 32771)
・JPEG post-6.0-style DCT algorithms (TIFF Compression Scheme 7)
・NeXT 2-bit encoding scheme (TIFF Compression Scheme 32766)
・Macintosh PackBits algorithm (TIFF Compression Scheme 32773)
・ThunderScan 4-bit run-length encoding (TIFF Compression Scheme 32809)
・SGI's compression scheme for high-resolution color images (TIFF Compression Scheme 34676 and 34677)

The following TIFF variants are supported:
・TIFF 6.0 (TIFF revision 6.0). Enhancements to image definition, RGB colorimetry. Includes JPEG compression.
・GeoTIFF (TIFF with a Geo header)

◆ JPEG形式 (JPEG圧縮した画像に画像情報などをくわえたJFIF形式:一般的なJPEGファイルと思って良い)

◆ Windows Bitmap形式(1,4,8,24ビット,無圧縮)
15(5-5-5),16(5-6-5),32ビット(αチャネル付き)のビットマップはサポートされていません。

なお,経験的にJPEG形式の画像ファイルを背景図とした場合は,fPMS上での表示更新処理が他の形式に比べて明らかに重く(遅く)なります。可能であればTIFF形式を使用されることをお勧めします。
フリーの画像形式変換ソフト(JTrimなど,fPMSに付属のShapeMakerでも可能)などを使用してTIFF形式に変換できます。JPEG形式を使用されている場合は参考にして下さい。
Q
背景図は縮尺が異なっていてもよいか?
A
fPMSでは背景図(空中写真画像や地形図のスキャン画像など,圃場図の背景に表示されるラスタデータからなる画像地図)に,地理座標情報の付いた画像ファイルを使用しています。背景図の縮尺が異なっていても同じ座標系上の地理座標がそれぞれの背景図に付与されていれば,縮尺情報もその中に含まれており,地理座標系上で統一的な扱いができるようになっています。従って,個々の背景図の縮尺が異なっていても問題ありません。同じ座標系(fPMSでは平面直角座標系を採用しています)上で正しく地理座標が付与されていることが必要です。
fPMSでは最大32枚までの背景図を指定できます。
Q
3種類のセットアップパッケージの違いは?
A
2020年3月以降のfPMSセットアップパッケージは3種類構成となっています。以前は5種類でしたが,SQLサーバ同梱パッケージ(x86用とx64用)の2種類が廃止されました。現在の3種類のセットアップパッケージについては,SQLサーバの同時導入はありませんので,事前に適切なSQLサーバを入手して,導入・稼働状態にしておくことが必要です。
詳細についてはセットアップ紹介ページを参照して下さい。
Q
PMSセットアップ終盤に「エラー:1001」が出てロールバックする(インストールできない)
A
fPMSセットアップを「完全」タイプで実行している場合(初めての導入でデータベース登録も行う場合=最初のセットアップ)に,プログレスバーが進みあともう少しで終わるというころで”エラー:1001”が表示されて,セットアップを完了できないことがあります。
現象としては,fPMSセットアップ内部でfPMSが使用するデータベースの初期登録を実行している際に何らかの原因でSQLサーバへの登録ができず(登録処理自体が起動できない,失敗する,SQLサーバが稼動していない,SQLサーバに対する権限不足,などが原因と思われますがケースバイケースで特定が困難です),セットアップ全体がエラー終了(ロールバック)してしまいます。
原因が特定できておらず,現時点では直接の対応策は判明していません。
このエラーが発生した場合は,SQLサーバが稼動していること,SQLサーバに対する管理者権限を持つユーザアカウントでfPMSセットアップを実行していることを確認の上,一旦「標準」セットアップを実行してfPMSデータベース登録処理を除いたfPMSプログラム類だけのセットアップを完了します。その後,SQL Server Management Studio を用いて,手動でfPMSデータベースをSQLサーバ上に登録する(具体的にはデータベース復元操作を手動で行う)ことで,この問題を間接的に回避できます。
手動登録に使用するfPMSデータベースのバックアップセット(Zipアーカイブ)はpms_net ML共有フォルダ(ログインが必要)以下から入手できます。
Q
セットアップは完了しているのに,レポート機能を呼び出すとエラーが発生する
A
fPMSのコンポーネントである「SAP Crystal Report ランタイム」(fPMSでは32ビット版を使用します)のインストールが不完全となっていることが原因と考えられています。特に,以前より同ラインタイム(旧版)を使用していて,アップグレードインストールした場合に,セットアップ構成(DLLコピー・登録処理)が不完全となって不整合を生じ,レポート機能呼び出し時にエラーが発生する(動作に必要なランタイム構成要素DLLが見つからない,など)場合などが確認されています。
この場合,一旦Crystal Reportランタイムをアンインスト-ルして,再インストールする手順を行ってみて下さい。一度の再インストールでは問題が解消しない場合もあるようです。解消するまで複数回行ってみて下さい。何度やっても解消しない場合は,お使いのOS内部構成情報が複雑化しており正常な構成ができない状況となっている可能性があるので,OSの入れ直し(クリーンインストール)か,別の新規Windows PC上へのインストールをお勧めします。
Q
アップデートインストールができない(セットアップは正常に終了するが更新されていないファイルがあるようだ)
A
fPMSシステムを構成するプログラムファイル類を,たとえばβ版利用などで直接上書き更新して使用している場合など,セットアップパッケージがアップデート対象としているバージョン情報と異なることがあります。このような場合,セットアップ(インストーラ)は更新すべきか否かの判断に失敗し,ファイルを更新しないことがあります。
このような現象が確認された場合(ファイルがアップデートされていない)は,お手数ですが,一旦fPMSシステムをアンインストールしてから,再インストールしてください。一旦アンインストールすることでバージョン比較失敗を回避することができ,正常にインストールできるようになります。なお,fPMSアンインストール時にSQLサーバをアンインストールする必要はありません(fPMSをアンインストールする際にSQLサーバがアンインストールされることはありません)。
Q
アンインストールしてから再インストールする際にはSQLサーバもアンインストールが必要か?
A
fPMSを一旦アンインストールしてから再インストールする場合に,SQLサーバやSQLサーバが管理しているfPMSデータベース群をアンインストール・削除する必要はありません。
特殊なケースとして,fPMSデータベースファイル(実体)が破損してバックアップも復元もできないといった非常事態の場合は,最終手段としてfPMSデータベースファイル(実体)の削除などが必要となることもありますが,通常その必要はありません。
Q
計画管理:栽培作業台帳に作業データを入力したいが圃場が選択できない
A
栽培作業台帳に作業データを入力するためには,予め,その作業対象となる作物(ほ場利用)が作付台帳に入力されていなければなりません。作業内容は対象となる作物(ほ場利用)によって異なる,従って作業内容マスタは作物(ほ場利用)に応じて登録できるようになっていることからも分かるように,作業入力は作物(ほ場利用)に依存しています。当然,作付(作物・ほ場利用)が指定されていないほ場には作業データを入力することはできません。
Q
計画管理:品質台帳にデータを入力したいが画面が無効でできない
A
(一つ上の)栽培作業台帳の場合と同じです。品質管理項目も作付けている作物(ほ場利用)に依存します。従って,作付指定がなされていないほ場には入力できません。予め対象となる作物(ほ場利用)を作付台帳に登録しておく必要があります。
Q
計画管理:圃場を選択してもなにも入力できない
A
土地台帳が作成されていないことが原因と思われます。土地台帳はすべての基本ですので,最初に最低限の項目は入力されている必要があります。ほ場図インポートで自動入力される項目でもありますが,「ほ場コード」,「所有者」,「耕作面積」などは最低限入力済みとなっている必要があります。通常,これらの項目はほ場図作成時にデータ入力していれば,ほ場図インポート時に自動的に設定されます。ほ場地図作成時に未入力だった場合は,土地台帳入力を最初に行って最低限これらの項目をすべてのほ場区画に対して入力しておく(=土地台帳を整備しておく)必要があります。
Q
計画管理:圃場ラベル表示を有効にしてもラベルが表示されない
A
「ツール」メニュー内の「オプション」画面で,圃場図ラベル表示を有効にし,表示したいラベル項目を選択していても,マップ上に表示されない場合があります。これは,そのラベル項目(表示内容)が圃場図属性ファイル(*.dbf)に出力されていないためです。台帳データを更新しても,その更新したデータでなく古いデータがラベル表示される場合も同様で,最新の台帳データが圃場図属性ファイルに出力されていない(台帳と圃場図属性が同期していない)ことが原因です。
圃場ラベルを表示する際は,常に最新の台帳データを反映するために,「データ管理」→「圃場図属性エクスポート」を実行します。これにより,その時点の台帳データがラベル表示用データとして圃場図属性ファイルに登録され,以降のラベル表示で使用されます。
fPMSの仕様上,台帳データの更新と同期して圃場図属性を更新することはできません(台帳データが更新されるたびに地図属性をその都度自動的に更新するのは非常に頻繁なデータ操作となり効率が悪いためです)。ある程度台帳データを更新した段階,または最新の内容でラベル表示したい段階で「圃場図属性エクスポート」を実行するようにしてください。
Q
土地台帳などの入力・編集画面で所有者・耕作者が表示されなくなった(公開ビルド6427以降)
A
データ取り扱いの仕様変更に伴い,公開版システムビルド6427以降,土地台帳などの入力・編集画面で「所有者」「耕作者」となる農家情報(マスタ)には「組合員」欄または「地主」欄のチェックが必要となっています!(チェックがないと土地台帳入力・編集フォームの該当欄に候補表示されません)なお,選択候補表示されなくなるだけで,以前に登録済みのデータには影響ありません。
以前からのシステムを更新してご利用の場合は,お手数ですが初期設定の農家マスタ編集画面において「所有者」「耕作者」として表示が必要な農家情報には「組合員」欄または「地主」欄にチェックを入れてください。
Q
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A
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