「作業計画・管理支援システム(fPMS)」が初めての方へ
fPMSとは? 何ができる? 何に使う?
Overview and Usage
メイン画面
圃場地図の色塗りの例:この例は作付け状況のマップ
  • 「作業計画・管理支援システム(fPMS)」はマイクロソフト社のWindows OS上で動作する複数のアプリケーションプログラムおよびデータベースの集合体です。
  • 圃場(農地区画)の地図を見ながら,作付け・土地利用状況や作業の進捗状況の確認(作業計画に対する日々の達成状況),作物の生育状況などを記録し,地図上でそれらの情報を圃場ごとに色別表示したり印刷したりして,日常の農作物生産の管理事務をお手伝いします。
  • これまで頭の中で覚えていた圃場の情報や日々変わる作物の生育状況や・作業進捗状況,さらには作業者の勤務状況,生産資材や機材の使用状況,収穫後の調製・加工を経た農業生産製品の生産・出荷状況などを,コンピュータ内の地図と関連して記録・整理し,紙地図の色塗りに代わって画面内の圃場地図上にカラー表示し,最後は色々と集計・印刷してまとめる,などの情報管理ができます。これまで頭の中で整理し,色鉛筆で圃場を塗りまくり,帳票に記入・集計していたものが一つのコンピュータシステム上で視覚的に分かりやすくできるようになります。
土地台帳レポート画面例
記録したデータの一覧印刷:この例は農地情報の一覧
  • この例は土地台帳の帳票表示です。土地台帳はほ場地図上の区画(通常はほ場=農地を表しますが,ほ場以外の区画でも構いません)について諸情報を登録・管理します。
  • このように各種台帳に登録されたデータは,あらかじめ用意されている様式に従って帳票形式で表示・印刷・ファイル出力(Excel形式など)できます。従来の帳票利用によるミーティング利用や情報保管なども可能です。
使い始めるには?
How to start ?
PMS導入手順(使用するまで)
fPMSを使い始めるまでの概略手順
  • fPMSを使い始めるまでのおおよその手順は以下のとおりです。
    1. 地図データ入手・・・このシステムは圃場地図が必要です。圃場区画が識別できる地図を作成するかまたは入手する必要があります。自分で作成する場合は圃場区画が識別できる程度の元データとなる地形図や航空写真などが必要となります。これらは印刷媒体であればスキャンしてデジタルデータに変換する必要があります。詳細については圃場図作成ガイドPDFを参照してください。
    2. システム入手・・・fPMS自体は無償配布されているので,インターネット上からダウンロードして入手することができます。もちろん,インターネットを利用するための費用は必要です。詳細についてはダウンロードページを参照してください 。
    3. 圃場地図作成・・・入手した地図データに応じて行う必要がある準備作業は異なります。詳細については「圃場図作成ガイドPDFを参照してください。
    4. 基本情報登録・・・地図が用意できたら,次はデータの入れ物である「管理ファイル」を作成し,それに3.で作成した地図を指定し,「マスタ」と呼ばれるいろんな一覧データを登録します。詳細については「初期設定ガイドPDFを参照してください。
      ※ ここまでの作業は基本的に使い始める前に一度やればよい作業です(最初は大変ですが・・・・)。
    5. 運用・・・4.のマスタまで登録できると,いよいよ「台帳」と呼ばれる各種データを登録していきながら,年々,月々,日々の情報管理を行います。詳細については「計画管理ガイドPart1Part2Part3PDFを参照してください。
  • ※ 「機能概略ガイドPDFも全体像を把握するのに便利ですので,一度は目を通してみてください(^_^)
  • ※ 個々のプログラムについてはページトップの「主要機能」を参照してみてください(^_^) 各種の台帳に入力・登録したデータは,予め用意された様式に沿って帳票形式での表示・印刷・ファイル出力(Excel形式など)ができます。帳票として保管・紙媒体でのミーティングでの利用など従来の管理方式との併用にも役立てることができます。
地図の元データはどうやって入手したらよい?
How to get the source maps ?
FlowOfMapMaking
一般的な圃場地図元データの入手および圃場地図作成手順
  • 地図の元データの入手方法はケースバイケースです。
  • まずは,地元の役場(農地課など),農業委員会,土地改良区事務所などに掛け合って入手可能な地図データがあるかないか,ある場合は分けてもらえるかどうか,などを確認します。
  • 地元での入手ができない場合は市販の地図元データ(航空写真画像データなど)の購入を検討します。ヒント集(Tips)ページでは一例として日本地図センターオンラインショップでの地図データ(航空写真画像)検索・購入手順を紹介していますので参考にしてください。
  • 元データ入手後は,入手した元データの性質(デジタルデータか否か,画像データかベクトル化されたデータか,など)に応じてデータ加工を行います。
  • fPMSには「座標情報付加」以降の作業を行うプログラム群が含まれています(WldMakerおよびShapeMaker)。これらについては「圃場図作成ガイドPDFを参照してください。
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